2008年11月13日木曜日

【Cylay】紛失したiPhoneをガード

【Cylay】
Cydiaよりインストール(要ジェイルブレイク)

"Cylay"は、誤って紛失してしまったiPhoneの、現在ある場所をサーチしたり、
最悪、第三者の手に渡ってしまった場合に、
iPhone内に保存されているデータをリモートでネット上のサーバにバックアップした後、
データを消去することの出来るユーティリティーです。

また、第三者がSIMカードを別のものと入れ替えた場合に、SMSで通知したり、
発信履歴をウエブ上で確認したりすることが可能です。

(一部の機能は、$19.99/年の有料サービス)

【インストール】
Cydiaから「Cylay」で検索しインストールします。
インストール後にアイコンは表示されませんが、
「Setting」の中に「Cylay」項目が表示され、ここから全ての設定を行ないます。

【アカウント取得とアカウント設定】
「Setting」の「Cylay」をタップすると、アカウントを所得するためのボタンが表示され、
ボタンをタップすることで、Safariが起動しアカウント取得用のホームページへリンクされます。

残念ながら、私のiPhoneでは「ページが見つからない」と表示され、
アカウント取得できませんでした。
PCのブラウザを立ち上げ、


にアクセスし、ここから直接アカウントを作成します。
メールアドレスと任意のユーザー名・パスワード(数字のみで6桁以上)・iPhoneの電話番号を設定すると、
指定したメールアドレスに確認用のメールが飛んできますので、
メール内のリンクをクリックして一応完了ですが、
表示されたページ内で、更に設定を行ないます。

まず重要なのが、SMS用に6桁のパスワードを設定する項目です。

iPhoneを誤って紛失してしまった場合、
Cylayは、リモートでデータのバックアップと削除を行ないますが、
リモートのコマンドを、SMSで送信するようになっています。

iPhoneに送られてきたSMSが、
通常のSMSなのか、Cylayからのリモートコマンドなのかを識別するために、
6桁のパスワードを設定し、
CylayからのリモートコマンドのSMSには、必ず設定した6桁のパスワードを記述します。

この識別用のパスワードを設定し、
後は、国などの情報を入力すればアカウントの取得と設定は完了です。

【設定】
iPhoneの「Setting」から「Cylay」をタップし、
取得したアカウントとパスワードを入力すると、Cylayの設定画面が表示されます。

≪Enable Cylay≫
Cylayのオン・オフを切り替えます

≪Disabled Restore≫
リモートでバックアップからのレストアを行なえるようにするかを切り替えます。

≪Hide SMS Command≫
Cylayからのリモート用のSMSを不可視にするかどうかを切り替えます

≪Locating Repeat Time≫
iPhoneの現在の場所を、何分おきにモニターするかの設定を行ないます

≪Enable Delete≫
リモートでiPhone内のデータを削除できるようにするかを切り替えます。
(有料オプション)

≪Enable Help≫
リモートでHelpを表示するかどうかを切り替えます。

≪Backup Setting≫
リモートでiPhone内のデータをバックアップする場合に、
Googleサーバ内にバックアップするか、
Cylayサーバ内にバックアップするかを設定します。

≪Detection Mode≫
第三者によりiPhoneのSIMが入れ替えられた場合に通知するかどうかを切り替えます
(有料オプション)

≪Detect iPhone Status≫
iPhoneの現在の状態を通知するかどうかを切り替えます
(有料オプション)

【機能】
まず、iPhoneの現在位置を定期的にモニターできる機能です。

Cylayそのものは、バックグラウンドで常時動いているため、
ネットワーク(3G・WiFi)に繋がる場所であれば、
設定した時間間隔でiPhoneの位置情報を送り続けます。

位置情報は、CylayのHPで確認でき、
「現在のロケーション」を時間の経過を追ってトレースすることも出来ます。

誤ってiPhoneを紛失してしまった場合には、
現在位置をHPで確認し、現場へ向うことも可能でしょう。

※ただし、私のiPhoneでは、
 なぜか米国のロケーションが絶えず表示されてしまいました。
 バグなのか、ロケーション情報の取得ミスなのか、
 引き続き検証してみます

また、最悪iPhoneが第三者の手に渡ってしまった場合にも、
SMSを使ってiPhone内のデータをバックアップしたり削除が可能です。
(削除は有料オプション)

SMSによるリモート操作用のコマンドは、
「コマンド」 + 「,(コンマ)」 + 「6桁のパスワード」
となります。

コマンドそのものも、「バックアップ」が「Backup」と言うように、
簡単なものになっています。

私のiPhone内には、個人情報を含め仕事関連のデータも大量に入っているため、
万が一、第三者の手に渡った場合のデータ保護のためにも、
リモートでバックアップ・レストアが出来るのは助かります。

まあ、これは最悪のケースを想定した機能ですので、
出来れば現在位置情報の確認で、無事iPhoneを発見できるに越したことはありませんが・・・

というか、まずはiPhoneをなくさないことですね(笑)

2008年11月11日火曜日

【Dropbox】iPhoneから、ネット経由で遠く離れたPC・Macのドキュメントを閲覧する

【Dropbox】
(ウエブクリップ)

「Dropbox」は、無料で2Gまで使用できる、オンラインのストレージサービスです。
(月額$9.99で50GB)

PCやMacで使用できるのはもちろんのこと、今回、iPhoneに対応となりました。

Dropboxの特徴ですが、
PC・Mac内のドキュメントが、自動でシンクするという点です。

Dropboxを使用するには、まず、Dropboxのページ

から、PC・Mac用の専用アプリケーションをダウンロードし、インストールを行ないます。

インストールされたアプリケーションを起動し、
アカウントを設定すると、Dropboxというフォルダが、
マイドキュメント(Windowsの場合)・ファインダーのサイドバー(Macの場合)に
作られます。

このDropboxというフォルダにドキュメントを保存すると、
自動的にオンラインストレージにアップロードされ、
尚且つ、同じアカウントを登録したPC・MacのDropboxフォルダと同期されます。

「職場での仕事を自宅に持って帰って行なう」といった場合には、
職場で作成したドキュメントを、このDropboxフォルダ内に保存しておけば、
帰宅後に、自宅PCのDropboxフォルダ内に同ドキュメントがシンクされているため、
すぐに仕事の続きを行なうことが可能です。

同様に、自宅での作業内容は会社のPCともシンクされるため、
翌日、会社でも続きの作業を行なうことが可能です。

さて、このDropboxにはiPhone用に最適化されたページが用意されています。
iPhoneのサファリから、この専用ページにアクセスし、アカウントとパスワードを入力すると、
iPhoneの画面上にオンラインストレージの内容が一覧表示されます。

オンラインストレージは、PC・Macとシンクされているので、
iPhoneから、PCやMac内のドキュメントを閲覧出来ると言う訳です。

この、iPhone専用ページは、
JPEG、Excel、Wordなどのファイルを表示するビューワ機能も備えているために、
基本的なドキュメントはiPhone上で閲覧可能です。

3GやWiFiでネット接続可能な環境であれば、
PCやMac内のドキュメントをiPhoneから閲覧することが出来、
出張先から、PC内の書類の内容を確認するといったことが可能になります。

残念ながら、iPhoneからDropboxへのアップロードは、今のところ出来ませんが、
iPhoneに2GBのオンラインストレージが接続されることで、
ビジネスでの使用頻度が高まるのではないでしょうか。

【FlixWagon】iPoneから動画を生放送

【FlixWagon】
ダウンロード先:Cydia-Multimedia
(無料)(要ジェイルブレイク)

今回は「仕事で使う・・・」といったアプリではないのですが、
いかにもiPhoneらしいアプリなので紹介します。

「FlixWagon」は、純正アプリにはない「ムービー撮影」用のアプリケーションです。

CydiaのMultimediaカテゴリには、「Cycorder」や「VideoRecorder」といった、
iPhone用のムービーアプリがアップされています。
私も、「Cycorder」を常用していたのですが、
前回ご紹介した「Evernote」同様、PCやMacへの転送作業が面倒で、
何とかならないかと思っていました。

そんなときに見つけたアプリが、今回の「FlixWagon」です。

この「FlixWagon」の素晴らしい点は、
録画したムービーをiPhoneの内蔵メモリに記録するのではなく、
WiFiや3G回線を経由して、インターネット上の専用サーバにアップロードされるという点。

撮影しながら、ほぼリアルタイムにアップロードされていきます。
しかも、撮影中でも、
専用のWEBページでムービーを見ることが出来るんです。

つまり、iPhoneを使ってLive中継が出来るというわけです。

Live中継を見てもらうためには、
あらかじめWEB上のFlixWagonサイトに自分専用のアカウントとパスワードを設定します。
アカウント作成は無料です。

アカウントを設定することで、自分専用のページが出来るので、
取得したページのアドレスを、友人や家族に伝えておきます。

CydiaからインストールしたFlixWagonを起動し、
アカウント設定画面で、先程取得したアカウントとパスワードを設定すれば、
すぐに生放送が可能になります。

サーバが込み合っている場合には、数分間のタイムラグが生まれますが、
それでも、iPhoneで撮影しているムービーが、
遠く離れた場所で生放送としてみることが出来るとなると、
いろいろな使い方が可能でしょう。

サーバへアップロードされたムービーデータは、
Liveとして視聴できるだけでなく、自動的にライブラリとして保存されるようになっているので、
後日、ゆっくりとムービーを見るといったことも可能です。

また、事前にTwitterアカウントを登録しておけば、
「Live放送をやってるので見てね!」といった内容のコメント(英語)を、
自動的にアップする機能(Liveページへのリンクつき)や、
YouTubeにアップする機能などもあります。(全てWEBサイトにて設定)

仕事で使えるかどうかは別にして、
子供の運動会の様子を、遠く離れたおじいちゃんやおばあちゃんにライブで見せてあげる・・・
なんてことも出来ますよね。

ちなみに↓は、私のFlixWagonページです。参考までに。

※Cydiaには、同様のアプリで「Qik」とういものもあります。こちらもおすすめ!

【Evernote】PCやMacとシンクする万能ノート


iPhoneをいつもポケットに入れて持ち歩いていると、
アイデアをメモに書き留めたり、気になる場面を写真に撮ったり、
はたまた、即効でボイスメモにしたりと、
マルチメディアなメモとして使うシーンが良くあります。

ところが、会社に帰ってから、面倒くさいのが
メモデータのパソコンへの転送作業。

なんとか自動でシンクロしないものかと探してみたら、
ありました!ありました!

今回紹介する「Evernote」は、
呼んで字のごとく、どこからでも記述できる万能ノートです。

そもそも、この「Evernote」の本体は、インターネット上のWEBサービスです。

無料アカウントを作成しログインすれば、
InternetExploreやSafariなどのウエブブラウザから
メモやノートを入力することはもちろんのこと、
PC、Mac用の専用アプリケーションをダウンロードして、
オフラインでも入力が可能となっています。

ノートは、フォルダやタグで細かく分類でき、
検索機能も強力で、無作為に入力したノートの中から、
目的にあったものを探し出すことも簡単に行なえます。

また、PCやMac専用アプリケーションで入力したものは、
自動的にウエブサービス上のEvernoteとシンクされ、
会社のPCや自宅のMac、はたまた出張先のノートから入力したノートが、
全てシンクされ統合されます。

今回のiPhoneアプリケーション版の「Evernote」も、
このウエブサービスと連動するオフラインで使えるアプリと言うわけです。

iPhone版Evernoteの特徴的な機能としては、
テキストベースのノートのほかに、
「ボイスメモ」「写真メモ」が上げられます。

ボイスメモは、1回につき5分間のボイスメモを録音できる機能。
また、写真メモは、
iPhone内臓カメラからの映像か、カメラロールの映像を選んでメモとして保存できます。

外出先でふと思いついたアイデアなどを、その場でボイスメモとして録音しておけば、
その場でウエブサービスと自動でシンクロされるため、
帰社してからPCの「Evernote」を立ち上げれば、メモがシンクされているというわけです。

もちろん、自宅のMacにも同時にシンクされています。

iPhoneがWiFiや3Gで繋がっていないときに作られたノートは、
一旦iPhoneの中にペンディングされ、
次回、ネットワークに接続されたときにシンクされる仕組みになってます。

私の場合は、外出先でのメモやアイデアは、
時間があればテキストで、
時間がなければボイスメモでEvernoteに保存し、
帰社してから、PC版のEvernoteでタグ付けを行なったり、
必要ならばWordへ貼り付けて使う。
といった使い方をしています。

また、PC・Mac版のEvernoteには、
画面のキャプチャ機能や、見ているホームページのクリッピング機能などもあり、
WEBブラウズ中に気になるページを見つけたら、
その場でEvernoteにクリッピングが可能です。
もちろん、クリッピング時に、
保存するフォルダの指定や、タグ付けも行なえます。

使えば使い込むほど便利なEvernoteですが、
iPhoneを万能メモとして使われるのであれば、
お勧めのアプリだと思います。

もちろん、無料!
※保存容量無制限でSSLを使う月額5$の有料プランもあります

【Evernote】Appsote-仕事効率化(無料)

2008年10月19日日曜日

【BlogWriter】iPhoneからブログをアップする


このブログは、全てiPhoneだけで作成しアップしていますが、
記事の執筆とアップを行うのが『BlogWriter』というアプリです。
記事だけでなく、同時に写真もアップ出来るのが便利なところ。

Blogger・MSN・WordPress の3つは、予めプリセットが入っているので、
IDとPasswordを入れるだけですぐに使いはじめる事が出来ます。

また、MetaWeblogに対応していて、上記以外のブログでも使える様です。
私は、プリセットのあるBloggerで使っています。

Bloggerの場合、Googleのアカウントとパスワードを入力するだけで、自動で設定が完了しました。

また、記事と同時にアップされる写真はPicasaにアップされるため、
予めブログ専用のアルバムをPicasaに作っておくといいでしょう。

Picasaに複数のアルバムがある場合は、
どのアルバムに写真をアップするかを設定する事もできます。

また、非公開のアルバムへのアップも可能です。

設定が完了すると、
「My Blog」から、記事の一覧を閲覧出来、
「New Post」から、新しい記事を執筆、アップする事が出来る様になります。

記事の執筆は、タイトルと内容のみのシンプルな構成になっています。

写真のアップも同じ画面から、行えますが、
1つの記事にアップできる数は、1枚まで。

アップされた写真は、記事の先頭にレイアウトされ、任意の場所を指定する事は出来ません。

文字入力は、iPhoneの日本語入力が改善された事もあって、スムーズな入力が可能です。

ただし、入力中にバックグラウンドでメールのプッシュがあると劇的に遅くなり、
最悪の場合はクラッシュしてしまいます。

幸い、
入力中に、一旦「Back」ボタンを押すことで、それまでの内容の保存することが出来ます。
少し面倒でも、ある程度の入力毎に保存をしておいた方がいいようです。

私の場合は、入力中に突然レスポンスが落ちたら、
バックグラウンドでメールのプッシュが来たと判断し、保存する様にしています。

写真を指定し、執筆が完了したら「Send」を押し完了です。

残念な点は、一度アップしてしまうと、後から修正が出来ない事。
iPhoneだけで、ブログを完結させようとするなら、正に一発勝負っていう事ですね。(笑)

後から修正できない点や、写真を1枚しかアップできない点など、
まだまだ、改善を要望する点はあるものの、
長文も楽々こなせる「BlogWriter」は、「iPhoneでブログを」という方には、おすすめのアプリです。

写真アップ機能を省いたLite版が、AppStoreから無料でダウンロード出来ます。
まずは、こちらで試されるのもいいのでは・・・。

iPhone アプリの楽しさをお伝えします!


iPhone 3G の発売で沸いた7月。
やや冷めた目で見ながらも、20年に渡ってMACを使い続けて来たAPPLE好きの私としては、やはり買わない訳にはいかない。

そんな訳で、発売から1ヶ月も経ってようやく手にいれたiPhone。

使い込んで行くうちに、
ネットワーク端末としての面白さに、魅了されてしまいました。

イヤー、オモシロイ‼

よくレビュー等に書かれている様に、
顔文字が打てないといった携帯電話としての未熟さは、確かにあるものの、
星の数ほどあるアプリケーションを縦横無尽に使えると思うと、思わずワクワクしてしまう。

「とにかく、iPhoneはアプリをいれてなんぼのもん!」

ということで、このブログではiPhoneアプリの使用感や魅力を伝えていこうと思っています。

それも、できる限りiPhoneだけを使って!(笑)

iPhoneのアプリケーションの楽しさや、使い方等にを沢山お伝え出来たらと思っています。